西安

Xi'an city


シルクロードの起点、旧名は長安で、栄華を極めた古都。紀元前1100年の西周に始まり、2000年間秦、前漢、西晋,西魏、隋、唐
など11王朝の都であった。紀元前3世紀万里の長城、壮大な墓を残した秦の始皇帝、シルクロードを発展させた前漢7代の武帝、
西遊記のモデルの唐代の名僧玄奘三蔵、唐6代の玄宗皇帝時代、杜甫、李白の詩人の輩出、日本からの遣唐使の吉備真備や
阿倍仲麻呂、又中唐期には真言密教を修めるため入唐した空海など、我々の知っている多くの人々で馴染みの地である。この
玄宗は後年楊貴妃との愛に身をゆだね、国政を省みず、国は衰退した。10世紀初頭唐は滅亡、以後この街が首都に返り咲く事は
なかった。現在は人口400万、陝西省の省都である。数少ない城壁が街でもある。


西安の中心部、香港を思わせるネオンに驚く、
夕食の餃子専門店「徳発長餃子館」もこの一郭にあった

街中心部に建つ鐘楼、高さ36m
明代1384年に西大街に建てられ、1582年ここに移設された

西安名物の徳発長餃子館の餃子夕食
18種類の餃子が出てきた、餡子入りもある、食べきれない

イスラム教徒の街の夜市、鐘楼の近くにある

西安城墻:市街地を囲む城壁
1368年明王朝が長安城の上に築き、1421年の遷都迄
都であった。城壁は東と西が2.65km、南と北が4.2km、
全部で12kmに及ぶ幅は、底部は15〜18m、上部12〜
14m、高さは12m4つの門が東西南北にある。
南門から西門まで、カートで見学

城壁の幅広い上部をカーとで見学


西門(安定門)に到着、ここがシルクロードの始まり
陝西歴史博物館:唐代様式の建物
展示面積16,000u、収蔵文物37万点とか

何時の時代か定かでないが、トイレ
上で用を足し、下にはそれを餌にする豚が飼われている

唐代中期、純金製の小さな鹿?5cm程度

大雁塔
1100年代高宗の亡母を弔うために建てた大慈恩寺に建てた
玄奘三蔵が持ち帰った経典の保存と翻訳のため建立を進言
し652年に5層の方塔として建てられ、その後7層に改築された
高さ64m、正面の像は玄奘三蔵の像である
唐王朝に仕えた阿倍仲麻呂の記念碑
唐王朝華やかなりし頃の宮殿、興慶宮の公園に建つ
右面には李白の仲麻呂遭難を聞いて書いたき嘆きの詩が
左面には仲麻呂の「天の原ふりさけ見れば春日なる- -」の
詩がある。仲麻呂は帰国しよとして、難破、ベトナムまで流
され、再度長安に戻り、帰国は果たせず、73歳で没す。

青龍寺:写真は1981年以降四国4県の協力で再建されたもの
隋代に創建された寺院、空海、円行、円珍などが修学した

空海記念碑
これも四国4県の協力で建てられたもの

絹の絨毯が有名:1枚何年も掛かるものもある、その作業

南門城壁のライトアップ:三脚無く、手振れひどいが