蘇州

Suzhou city


江南の粋を集めた名園、白壁の間を縫って流れる運河。水の都蘇州は、紀元前514年呉王闔閭(こうりょ)の築城に始まり、明代には
「絲綢之府」と言われて繁栄した。絹織物と刺繍、書画、芝居、弾き語りの文人、町人が育んだ文化が今も息づいている。
日本では歌や漢詩の寒山寺で知られている。


留園の応接室
留園は江南屈指の名園の一つ。明代の庭園の跡に清代
に(1798)新たに作られたもの、園主の名前に因んで
劉園、と呼び、後に留園となった。2万u余、建物中心の
東部、築山に特徴の西部、自然の山水の世界の中央部、
ぶどう棚など田園風景の趣の北部から成っている

回廊はこのような形状の透かしが入っている

太湖石を中央に備えた庭園

纏足、当家のお嬢さんが逃げ出さないよう纏足を履かせた

寒山寺の本尊
500年初頭の創建、妙利普明塔院と呼ばれていたが、唐代
(627〜649)に高僧の寒山が住んで、寒山寺と呼ばれた
現存建物は清代に再建された。張継の漢詩が有名

張継の詩碑:明代に建てられたが何度か
盗難に会い、今の物は清代に作られた。
月落ち烏ないて霜天に満つ / 工風漁火愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺 / 夜半の鐘声客船に至る

鐘楼:清代のもの


寒山拾得でもこのお寺は知られている
左が寒山、師弟の良い関係の良い例に引用される

昔の鐘は既に無く、清代に新しく造られたもの
日本から別に送られたものがあり、別に置かれている

寒山寺の五重塔

絹の紡ぎ工程 絹の生産地として有名

ここは絹から真綿を造って、真綿布団を売っている

蘇州の運河は家の間を縫うように流れる
東洋のベニスとも言われる

狭い運河を船に乗って観光

運河には沢山の橋が架かる

運河と町並み

昼は蘇州料理のフルコース

蘇州から上海へ4車線の高速道路はゆったりと