エジプト考古学博物館見学

Visit in Egyptian archeology museum


来世を現世の延長としてとらえていた古代エジプト人にとって、埋葬に伴う副葬品は、常に来世の生活に役立つものだった。
彼らは来世の暮らしを考え十分に準備した。ツタンカーメンの王墓には金銀財宝だけでなく、家具、食べ物、化粧道具も埋葬。
これら発掘されたものが2階建ての100以上の展示室に展示されている。圧巻はなんと言ってもツタンカーメンに関するもので、
展示面積の半分を占める。更に驚きは11体の王のミイラ展示である。3000年以上前の王のミイラが今にも動き出しそうな姿で
見られて吃驚。考古学博物館入場料が700円位なのに、ミイラ室へはプラス1300円位の入場券が求められた。
カメラの持ち込みはだめ。展示物の写真は案内書からコピーした。


考古学博物館の正門、左の緑はパピルス
考古学博物館全景

書記坐像
4460年前のもの、サッカラから出土、高さ50cm、膝の上
にパピルスの巻物、物を書くポーズ、筆は失われている
目は水晶の象嵌。目の周りは銅の緑色顔料で縁取り

ラーホプテとネフェルト夫婦像
4600年まえのもの、メイドゥムピラミッド横の
墳墓で発見、高位の神官で軍の司令官であった
高さは1.2m

ツタンカーメン黄金のマスク
3300年前の王のマスク。ミイラの頭部と肩を保護するよう
に被せられていた。純金製で純貴石と色ガラスの象嵌さ
れた目は永遠を見つめる。ミイラは王家の墓に安置
黄金のマスク側面
純金とラピスラズリ製  高さは54cm

ツタンカーメン王の有翼のスカラベの胸飾り
純金、銀、シリカガラス製。下部は上エジプト象徴の睡蓮
の花と下エジプト象徴のパピルスを図案化。中央は太陽
を表すシリカガラス製スカラベを胴に配したハヤブサ神
ツタンカーメンの王座
木製、金箔、銀、純貴石を使う高さ1m、幅54cm
古代エジプト王朝時代を通じ唯一善損する王座